新潟市中央区本町の本町いとう内科クリニックでは、せき・ぜん息・睡眠時無呼吸症候群・慢性呼吸器疾患・生活習慣病の治療を行っています。

本町いとう内科



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本町いとう内科クリニック

せき

風邪や気管支炎、肺炎にかかって咳が出るのは、体内に侵入したウイルスやばい菌を外に出して早く治そうとする生体防御反応です。そのため、咳を止めようとするのは良くありません。病状の回復とともに咳は自然におさまってきます。一方、感染症ではなく、痰を伴わない咳のこともあります。そのような場合は咳止めを内服してもかまいませんが、原因に合った治療が必要です。咳が長引く場合には当院に御相談下さい。



せきがなかなかおさまらないときに考えられる病気

□ 肺癌
□ 感染症(結核、肺炎、副鼻腔炎(蓄膿症)、マイコプラズマ、クラミジア、百日咳など)
□ アレルギー疾患(喘息、アトピー咳嗽、アレルギー性鼻炎、喉頭アレルギーなど)
□ 慢性呼吸器疾患(COPD、気管支拡張症、間質性肺炎など)
□ 感染後咳嗽
□ 逆流性食道炎
□ 薬の副作用   など

ぜん息

気管支喘息は、気管支に慢性的な炎症を起こし、そのため気管支が狭くなり突然ヒューヒューぜいぜいと発作を起こす病気のことです。以前は夜中に喘息発作で多くの方が救急病院を受診し、亡くなられる方もたくさんいらっしゃいました。しかし、気管支の炎症を抑えることのできるステロイド吸入薬が普及するにつれ、そのような患者さんが減ってきています。現在、喘息治療の目標は、全く症状がなく、日常生活や仕事、スポーツも健常人と変わらずできるようにすること、となっており、治療の進歩と共にそれが可能となっています。
一方、突然の大発作で息ができなくなり、窒息死する人は、以前に比べて減少したとはいえ、まだかなりいらっしゃるのも事実です。これは、若い人や、しばらく喘息発作がなく安定していた方でも起きています。ほとんどはきちんと治療していれば防げたと思われるため、病状が軽くても油断せずきちんと治療することが重要です。
喘息の原因は、家のほこりの中に含まれるハウスダストやダニ、ペット、食べ物、職場環境など様々です。喘息の方、その他アレルギーで御心配な方は当院に御相談下さい。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、文字通り睡眠中に呼吸が止まってしまう病気ですが、そのまま死んでしまうわけではありません。眠るとのどがつまって息ができなくなり、目が覚めると呼吸ができますが、眠るとまた呼吸が止まる、ということを一晩中繰り返しています。夜中に何回も目が覚めていることを本人は自覚していないため、一晩中ぐっすり眠ったつもりでも日中眠くなってしまい、交通事故を起こしやすいことが知られていますし、仕事にも影響します。また、夜間に何回も呼吸が止まると心血管系に負担がかかるため、血圧が高くなったり、不整脈、心筋梗塞、脳梗塞などにより突然死する危険性があります。
現在、危険性が高い方に対しては、CPAPという、鼻につけたマスクから空気を送り気道を広げて無呼吸を防ぐ方法が一般的で、普及してきています。
いびきをよくかく人、日中眠気が強い人。血圧が高い人などはSASが疑われますので、当院に御相談下さい。自宅で簡単にできる簡易スクリーニング検査を行い、必要時下記提携病院に精密検査を依頼いたします。



精密検査を依頼する病院

■新潟大学医歯学総合病院  ■国立病院機構西新潟中央病院  ■新潟臨港病院

慢性呼吸器疾患

主に下記に示すような気管支・肺の慢性的な病気のため、息切れがするようになり、活動性が低下します。階段を昇ったり坂道を歩くのがつらくなってきたら、当院に御相談下さい。



主な疾患

□COPD(慢性閉塞性肺疾患):タバコが原因で肺の老化が急速に進み、肺が壊れていってしまう病気。呼吸機能検査で肺年齢を調べることにより診断できます。安静時は何ともないが、動くと呼吸が苦しくなります。禁煙、気管支拡張剤、呼吸リハビリ、十分な栄養の摂取、感染の予防などが主な治療法で、病状が進むと酸素療法が必要となります。

□肺結核後遺症:肺結核は治ったが、肺に大きな影が残ったり手術の影響などにより肺が障害され徐々に息切れが強くなってしまう病気。病状により呼吸リハビリや酸素療法、鼻マスク式の人工呼吸療法を行います。

□気管支拡張症:気管支が部分的に壊れてしまった病気。感染症を起こしやすく、治りにくくなります。

□間質性肺炎:酸素を血液中に取り入れるための肺胞壁に炎症をおこし、酸素を取り込みにくくなる病気を間質性肺炎という。原因はいろいろあり診断が難しく、原因を特定できないことも多い。治療はステロイド剤や免疫抑制剤が中心で、病状が進んでくると、酸素吸入が必要になる。ゆっくり進行することが多いが、急激に悪化し死亡することもある。


主な紹介先

■新潟大学医歯学総合病院 ■国立病院機構西新潟中央病院 ■新潟市民病院 ■済生会新潟第二病院 ■新潟臨港病院 など
※病状や御希望により、どの医療機関にも紹介可能です。

生活習慣病

高血圧症、脂質異常症(悪玉コレステロール高値、善玉コレステロール低値)、糖尿病などを指します。これらは症状がありませんが、放置すると心血管系に重大な影響を及ぼし、心筋梗塞や脳出血、脳梗塞により突然死する危険性があります。程度が重くなればなるほど、多くの異常を合併しているほどその危険性が高まることが知られています。よって、病状を正しく知り、それに合った治療をきちんと行う必要があります。 検診などで高血圧やコレステロール値の異常、血糖・HbA1c(最近1ヶ月間の血糖値の指標)の異常を指摘されたら、放置せず、早めに当院に御相談下さい。